【書評】伊藤羊一『1分で話せ』- 伝え方が劇的に変わる思考の三原則

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こんにちは、さる子です。

「一生懸命説明しているのに、相手に『で、結局何が言いたいの?』と言われてしまう…」 「会議での発言やプレゼンが、いつも長くなってしまう…」

そんな「伝え方」に関する悩みを、根本から解決してくれる一冊、伊藤羊一さんの『1分で話せ』を読みました。

なぜ「1分」で話す必要があるのか?

本書によれば、現代のビジネスパーソンは非常に忙しく、他人の話を集中して聞ける限界は、もはや1分程度しかないと言います。その貴重な1分で、相手に興味を持たせ、納得してもらい、心を動かす。そのための超実践的な技術が、この本には詰まっています。

相手に伝わる「伝え方」3つの原則

本書で紹介されている数々のテクニックの中から、私が特に「これは!」と膝を打った3つの原則をご紹介します。

1. 結論がすべてを決める

プレゼンでも報告でも、まず「結論」から話す。これは多くのビジネス書で語られますが、本書ではその理由を「聞き手はあなたの話を続けるか、打ち切るかを最初の15秒で判断しているから」と喝破します。最初に頂上(結論)を示すことで、聞き手は安心してその後の話(登る道のり)を聞くことができるのです。

2. 話を構造化する「ピラミッド」

「結論」を伝えた後、その根拠をどう説明すれば良いか。本書では、ロジカルに話を組み立てるための「ピラミッド」というフレームワークを提示しています。

  • 頂点: 結論(主張)
  • 第2層: 根拠(3つ程度に絞る)
  • 土台: 事実(データや具体的なエピソード)

このピラミッドを意識するだけで、話が驚くほど分かりやすく、説得力を持つようになります。

3. 「左脳」と「右脳」で人を動かす

ロジカルな「ピラミッド」で左脳を納得させるだけでは、人は動きません。最終的に人の心を動かすのは、情熱やビジョンといった「右脳」への働きかけです。本書では、ロジックの土台の上に、「スッと入る言葉」や「熱意」を乗せることの重要性を説いています。ロジカルでありながら、エモーショナル。この両立こそが、「伝わる」のゴールだと感じました。

こんな人におすすめ

  • 上司への「報・連・相」が苦手な若手社員
  • プレゼンや会議で、説得力のある発言をしたい中堅社員
  • 就職活動の面接を控えている学生

まとめ

『1分で話せ』は、単なるスピーチの教科書ではありませんでした。それは、相手の時間を尊重し、自分の考えを整理し、人を動かすための「思考法」のトレーニング本です。

「話が長い」と言われた経験のあるすべての人にとって、間違いなく仕事のバイブルになる一冊です。

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